屋上

保護塗装
DNシート防水

保護塗装

屋上には、建物を雨水から守るために防水層が施工されていますが、紫外線や熱の影響を多く受けるため、劣化が早くなります。保護塗装は防水層の上に塗布して、防水層を紫外線や熱から守る役割があります。さらに遮熱機能を持ち合わせている高反射塗料などもあります。

DNシート防水

DNシート防水は、保証期間が15年間あり、パラペット天端まで巻き込む「かぶせ工法」で防水性が他の工法より高くなります。(パラペットの形状によって例外があります。)DNシート防水は、漏水の調査が専用の機器で簡単にできるなど、維持管理が容易です。

断熱工法

①スラブ上断熱防水露出工法:コンクリートスラブ上に断熱材を敷き込み、アスファルト露出防水で押え、高反射保護塗料(シルバーコートなど)の仕上げをする工法です。修繕は簡単ですが、耐久性が低く、断熱材を取り替えられません。

②防水層断熱ブロック押え工法:コンクリートスラブ上にアスファルト防水を施し、断熱材を巻き込み、コンクリートブロックで押える工法です。①よりもコストは高くなりますが、耐久性に優れ修繕も簡単です。

③防水層断熱コンクリート押え工法:コンクリートスラブ上にアスファルト防水を施し、断熱材を敷き込み、現場で打設するコンクリートで押える工法です。コンクリート打設に手間がかかり、コストも比較的高くなりますが、耐久性に優れています。

※施工する際、既存の防水層を全面撤去するため、その分コストが高くなることや、撤去時の漏水の可能性があることから、一般的に1~2回目の防水改修には採用されにくく、3~4回目の防水改修時に外断熱工法を検討されることが多いです。また、躯体の納まり形状によっては、施工できない場合があります。

ウイングジェッター

一部のマンションには、各住戸のキッチンからの排気を共用竪穴ダクトを通して、屋上から排出する仕組みがあります。ウイングジェッターは、その竪穴ダクト最上部の屋上排気口に設置する設備で、自然風を利用して排気を促し、かつ強風などで臭気が逆流することを防ぐ機能を持っています。

排水通気管キャップ(Rハット設置)

排水通気管とは、排水管内を排水が流れる際に、空気圧を調整して円滑に流れるように設けられているものです。また、屋上に突き出している排水通気管の先端部分に、雨水の流入や異物混入防止を目的に設けられている蓋が排水通気管キャップです。
 
排水通気管キャップ「Rハット」は、従来のベントキャップに代わる耐久性の高いパーツです。また、接地面に隙間を設けており、屋上排水のための水勾配も確保できます。片手で運べる重量で、Rハット用の接続金物を採用することで通気管への着脱が容易となり、排水竪管内の点検と清掃が行いやすくなります。
 

*詳細は長谷工コンタクトセンターにお問い合わせください。