給水設備

給水管改修
給水方式変更(直結増圧給水)

給水管改修(サップス・R工法)

従来のマンションの給水管は、鉄管の内面に塩ビを貼り付けた硬質塩ビライニング鋼管を多く採用していましたが、接続部分では鉄が露出した構造となっています。水道水が常時流れるため、この部分から次第に腐食が始まって継手部から漏水が発生することも多くあります。サップス・R工法は腐食に強いステンレス管を使用し、錆による漏水の危険性を低減しました。また、継手にはハウジング継手を採用することにより、耐震性、施工性、維持管理性の向上を実現します。

給水設備(給水管改修)について詳しくはこちら

減圧弁取替

減圧弁は、各住戸水道の水圧を適正かつ一定に保つ器具です。マンションは一般的に、低層階と高層階の住戸で水圧が異なるので、全戸に均等の適正水圧で水を供給するために、減圧弁が設置されている場合が多くあります。経年劣化により、減圧機能が低下するため、交換が必要となります。

水道メーター(量水器)取替

各戸に設置されている水道メーターは、計量法により8年に1回交換することが義務付けられています。メーターの所有者によりますが、管理組合または水道局などの負担で交換を実施します。

給水ポンプ分解整備

給水ポンプは、一般的に5年~8年程度で分解整備(オーバーホール)を行います。給水ポンプを分解し、埃や錆を取り除きます。また、消耗品であるベアリングやメカニカルシールなどを交換し、給水ポンプをできるだけ長く使えるようにします。

給水ポンプ取替

給水装置(給水ポンプ・附帯機器類)は、概ね14年~18年で取り替えます。揚水ポンプ・加圧給水ポンプなど、ポンプの種類によって多少周期は異なります。

受水槽ライニング

受水槽や高置水槽などの水槽類には、FRP(ファイバー繊維強化プラスチック)製のものが多く採用されています。パネル同士を接合して構成しているため、接合部分の劣化により、漏水する場合があります。シーリング材でライニング作業をすることで、漏水を防ぎます。

受水槽取替

FRP(ファイバー繊維強化プラスチック)製の受水槽の場合、一般的に概ね26年~30年で取り替えます。ただし、メンテナンスの状況により取り替え周期は異なります。

受水槽 非常用水栓新設

非常用水栓を設置することで、災害などにより受水槽のポンプが停止し、各住戸に水を供給できなくなった際に、受水槽内の水を活用することができます。自治体によっては、非常用水栓の設置に制限や、設置する際に申請が必要な場合があります。

加圧給水方式へ変更

高経年マンションでは、高置水槽給水方式が一般的ですが、高置水槽の劣化を契機に、給水システムを高置水槽を必要としない、加圧給水方式への変更が考えられます。高置水槽が不要であり、外観・美観上がよくなります。ただし、停電時にはポンプが停止するため、給水ができなくなります。

給水設備(給水管改修)について詳しくはこちら

直結増圧給水方式へ変更

受水槽を使わずに、水道本管とマンション内の給水管を直結します。水道本管の圧力を利用して、不足する圧力を増圧ポンプで補い、各住戸に水を供給する方式です。水を貯めないのでより衛生的で、きれいな水が供給できます。また、受水槽の跡地を駐車場などに有効活用することができます。

給水設備(給水管改修)について詳しくはこちら

給湯管改修

給湯管内部の発錆・腐食などの劣化による漏水を防ぐため、給湯管を取替えます。なお、給湯管は専有部分のため、原則として各住戸の費用負担となります。

電気温水器 排水トラップ改修

排水トラップは、電気温水器からお湯が排水される際に、受け皿となる器具で、一般的に鋳物製です。経年とともに発錆があり、排水管が詰まる原因となる場合があるので、交換を行います。

自動水栓の設置

手を近づけるとセンサーが反応して水が出るシステムです。水栓に触れないため衛生的でパーティールームなどの共用施設に適しています。

*詳細は長谷工コンタクトセンターにお問い合わせください。